SaltWater Application
２００３．３月
約１年間の実戦経験を得て、ロッドに関しては自分なりに思うイメージがいくらか湧いて来ました。
やっぱり「ソルトタックル雑感」の中で言ってるような１０ｆｔ超のロッドが試したい。
テスト的に６番１２ｆｔクラスのダブハンを投入することも考えましたが、やはり市販品のこのクラスのロッド重量を見てみると総重量１７０ｇ程度からでブランク重量でも約１００ｇ以上、当然のことですが両手用のロッドパワーが設定されてるようです。ダブルハンド持ってる人は分かるでしょうが、いくら短いダブハンでも、それは両手で振る力を前程に設計していますから、片手では重いとか硬すぎて振れない、曲げれないものが多いのです。
（参考数値）
シングルロッド ： SAGE-XP＃６，１１’−４ｐｃ ブランク約５５g、完成品約１２８g
SAGE-XP＃９，１０’−４ｐｃ ブランク約６３g、完成品約１２６g
ダブルロッド ： SAGE−５１２０ ＃５，１２’−４ｐｃ ブランク約１０５g、完成品約１６３g
６１２６ ＃６，１２’６”−３ｐｃ ブランク約９１g、完成品約１８１g （SAGE社HP調べ）
私の欲しいのは、やはり片手で無理無く振れるものなので、シングルハンドの設計で長いものがないか色々探してみました。そして、どうせ出来合いの市販品では、細かい点で納得いかないだろうから、ここはいっちょカスタムビルドしかないかと思い至った訳です。
いろいろ相談していたＨＰ「海水毛針釣り」のＳａｌｔさんから「プロジェクトＸ（ペケ）」なる名前まで頂いて、ここにソルト用ニューロッドの製作を始めました。
まず最初に一番肝心のロッドブランクに求めた条件は、
・長さは１０〜１２ｆｔで出来るだけ長いもの。
・ライン重量は、６番から８番の間。（６−７番ならメバルメイン、７−８番ならシーバスメイン、どちらに転んでも、まあ使い回しが効くかな？と言うへんです。）
・アクションは出来るだけファースト系。（と言ってもこの長さだとガチガチにはならんでしょうから、そう言う読みもあってメバ・シーバスのバーサスタイルなロッドにならんかなと希望的観測･･。）
・持ち運びの都合もあるので３ｐｃ以上、出来れば４ｐｃが欲しい。
・以上の条件で、ブランク重量が７０g程度以下。
これくらいなら、なんとか完成重量で１００g台前半に収まってくれないかなと。グリップ周りに凝ってみたいので、実際の重量は１５０g程度にはなるかもしれませんが、ブランク重量がこの程度ならシングルロッドとして十分振れそうに考えた訳です。
で、こうした条件をもとにあちこちの完成品メーカーや大手通販ブランド、ショップのオリジナルロッド等々、ブランクで手に入りそうなものを物色してみました。こうしたことには、今日のネット環境はほんとに頼りになりますね。そして、探してみれば以外にあるものです。
目を付けたのは、ＮＺのとあるマイナーメーカー製のブランクで、１１’
＃７−３ｐｃです。ブランク重量も ５８g で良い線いってます。
カタログ説明も、高弾性グラファイト使用で「ベリーファースト」の表示ですから、かなり期待できそうです。
早速、取扱いショップに取り寄せをお願いして楽しみに待っていると、なんとメーカー在庫なし・・・。受注が１０本分溜まらないと生産しないとのこと。
なんとプロジェクトＸ（ペケ）、開始早々ほんとにペケ状態に・・・敢え無く挫折、う〜ん残念でした。。って、言ったら今までの大袈裟な前振りは何なんだ！って怒られそうですね。。（笑）
でも、ちゃんとバックオーダー入れてもらってるから、そのうちなんとかなるでしょう。。
取り合えずプロジェクトＸ（ペケ）は、暫時休止ということですんまそ。。資材が調達できたら、再開いたします。。
こんなこともあろうかとちゃんと第２プロジェクトを用意してますので、ご心配なく・・（って何をだ？笑）。
では、続いてこちらをどうぞ・・。
−４ヶ月後、ついにブランク確保！続編はこちらです。−