 今回の遠征機材一式 |
（プロローグ）
２００７年６月末、久しぶりの遠征釣行を計画しました。実は今回の遠征は、二年越しの企画になります。２００５年暮れにNHKで放送された「にほんのつり-鹿児島県甑島のカジキ釣り」を見て、翌年の９月に甑島のバショウカジキ狙いで計画したのですが、どうにも都合が付かなくなってお流れ。まあ、昨秋の甑島のバショウカジキは極端な不調に終ったようなので、結果論的には幸いと言えるかもしれません。
しかし、一度火が付いたオフショア遠征、このまま収まるはずも無く（笑）、今度はもっと実績のある場所、対象魚でということになりました。次なる候補は、沖縄の久米島でのパヤオのマグロ釣りということで、昨年11月からこの遠征を計画していました。
遠征メンバーは、昨年９月の瀬戸内シイラ釣行のメンバーでルアー・フライの混成部隊、総勢５名。日程は、遊漁船の船長と相談しマグロが浮きやすい初夏が良いだろうということで、旅費の安い夏休み前の７月上旬の土日絡みを狙いましたが、既に予約で空き無し。少し日程を早めて６/２７〜３０として、船を２８、２９日の２日間チャーターし、初日と最終日は久米島のショアもやってみる日程としました。
更にこの日程に合う格安ツアーの発売を今春まで待って、飛行機、レンタカー、宿の確保と無事遠征に向けた旅行の手配が完了しました。
遠征準備のほうは、先に久米島経験がある同行者もいたのでアドバイスを聞いたりしましたが、最近では久米島など沖縄方面のパヤオのFFは、既にそれなりの情報もネット上で見つけられるので、こうした情報もくまなく・・レ（笑）。ただネット上の情報は釣果報告的な内容が多く、詳細な実釣レポは以外に少なく具体的な実釣のイメージはつかみ難いものがありました。
また、色々調べてみるとパヤオでのチャムを使ったFFでは、窮するとどうも例の非常手段（笑）を使った釣果も間々あるようで、自分もそうした非常手段の活用を意識しつつ（爆）、どこまで正攻法で頑張れるかが、一番気になるところとなっていました。
このため一番肝心なフライパターンについては、今回思いっきり試行錯誤を繰り返し、なんとかそれなりのパターンの準備もできました。
これまでに密かに抱え込んだ数々のタックル達に活躍の場を与え、彼らに魂を吹き込み、そして自分自身の世界を広げる遠征がスタートします。
今回の遠征機材一式 |
２００７/６/２７（出発日＆ショアフィッシング）
さて、ついに出発日です。今回の遠征は、飛行機で福岡空港から那覇経由で久米島に行きます。朝、自宅からＪＲ福山駅まで車で奥さんに送ってもらい、７時半の博多行きレールスターに乗り込みます。この時間の新幹線は、通勤エクスプレスで、いかにも遊びに行きますという出で立ちでは少々肩身が狭いし、自由席は空いてないので取りあえずデッキに立つことに・・。広島駅で大量の通勤客が降りて席が確保できると入れ替わりに今回のメンバーのソムールさんと忠犬君夫妻が乗ってきました。次の新山口駅でソムールお兄さんが乗ってきてメンバーが揃います。
１０時半に福岡空港を発ち那覇空港へ、昼食の後、久米島空港に１５時半にトラブル無く到着。ついに遠征の地に到着です。
 沖縄那覇から久米島への離島便 |
 久米島空港での到着記念撮影 この時はまだ希望一杯！（笑） |
 宿泊先の「リゾートホテル久米アイランド」からの風景 |
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予約していたレンタカーに乗り込み、先ずはホテルにチェックイン。身なりを整え？皆で軽くショアフィシングに繰り出します。
近くの港周りでルアー、フライともトップ系で探ってみますが以外に反応なし。少し沈めたルアーで何か当たったようですが・・？。フライも小さなミノーパターンに何か物凄く小さい稚魚の群れが付いてくるのみ（汗）。
港の堤防の外側にテトラがあり、その根元近くの浅場にチン（ミナミクロダイ）らしき複数の魚影が見えたので、テトラを降りて狙ってみます。目当ての魚はスプークして、替わりにテトラの下からフライを猛ダッシュで引っ手繰っていく奴が！ロッドで強引にテトラ下から引きづり出したのは、イシミーバイ（カンモンハタ）でした。先ずは久米島での初釣果。幸先良いか？（笑） その後、並びのテトラ際を探り同サイズを２尾追加。
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 久米島のイシミーバイ。こんなサイズでも最初の突っ込みは相当なパワー。 |
久米島の黄昏
かなり日も落ちてきたので、皆と合流して初日のショアは終了とします。
夕食は、出船前夜の前祝的？に皆でホテル近くの居酒屋食堂で沖縄料理を堪能しました。この時浅はかにも、オリオン生をジョッキ２杯空けたのが、失敗の始まりだったのは、この時気付いていません（汗）。
ホテルに戻り、各自明日のタックルの準備を済ませ就寝です。自分は酔い止め薬「アネロン」を飲んで寝ることに・・。