くに丸 仲道船長
２００８/６/２９ （出船２日目）
さあ、２日目です。今日も目覚まし関係無しで起床し、やっぱり朝から超ボリュームの朝食を昨日より更に少量だけ頂き（ああ、勿体無い）、今日はアネロンを飲んで出発準備完了。予定の７時に見習いさんの迎えの軽トラでピックアップしてもらいます。
港に着くと船長から昨日の他船の状況を聞かされました。昨日最初に行った５番パヤオでは、朝一の１、２本の大物以外は全然だめだったようで、船長も今日は最初から６番パヤオに行くよということでした。昨日同様７時過ぎに出港、真っ直ぐ６番を目指します。昨年はそんな余裕が無かったですが、せっかくの機会だしと今日は船の操舵室に入らしてもらい、船長と話しながら行く事にします。
くに丸 仲道船長
今年は、遠征前からこのくに丸さんやほかの船のＨＰでもやたら大型キハダの釣果報告があって、久米島は今年は調子が良いのかと思っていましたが、船長に言わせると釣れれば４０、５０キロと大きいが、数は全然釣れていないとのこと。特に漁師仕掛けの大型狙いの場合は、朝一の一発勝負の日が多いとの話でした。
６番パヤオ到着
所々意味が分からない会話を続けながら（笑）、目指す６番パヤオが見えてきました。
９時前にはパヤオに到着しましたが、操舵室に乗っていたのが良かったのか、今日は酔った感じは全く無し。万全の体調でスタートです。
朝は、他船の姿は無かったのですが、１１時ぐらいから３隻ほどやってきました。どうも５番パヤオが不調だったようです。
こちらは午前中に船長が漁師仕掛けで良型キハダを２本上げていたので、船長の判断に流石と唸る次第です。
この画の意味が分かるでしょうか？（笑）
今日の６番パヤオは、小型主体ながらそこそこに魚の活性はあったと思います。
今日は、やや軽めの５００ｇｒフルラインから始めていますが、直ぐにカツオがヒットしてき、程なくマグロもキャッチ。
フライのレギュラーサイズではありますが、飽きない程に釣れてきます。
実は流行には敏感だった図（爆）
なんとかサイズアップをと思い、パヤオから遠い流し始めの前半に期待するのですが、中々この辺では当たりがでません。
パヤオが近づくと直ぐにチャムに群がって、魚っ気が一気に増しますが、これをまともに相手にしているとカツオや小型マグロばかり釣る羽目になります。
浮いてくる魚のサイズを見極めながら、出来るだけ大きそうなマグロのタイミングでフライを打ち込んだり、チャムに沸く魚は無視して、より遠くを流したりとそれなりに試行錯誤をやってみましたが、結果的に昨年以上のサイズは、キャッチ出来ずでした。
魚探の反応では、大型らしき影はずっと100ｍライン前後だったようで、フライで大型を狙うには厳しかったようです。
スーパーヘアーパターンでキャッチのカツオ
フッキングは、こう言ったファイバー系パターンの方に分があるかも？
午後の終盤に差しかかったころ、チャムのキビナゴにメバチマグロの群れが付き、船べりでボイルが起こりました。すかさず船長が漁師仕掛けのハリスを持って手釣りを始めます。群れを止めるためキビナゴの追加を絶やさないようにして、次々と抜いて行きます。もう、凄まじいパフォーマンスでした。。激汗
自分にもどんどん釣れって声が掛かります。５キロ前後の奴が直ぐに掛かりましたが、１６番のセージでも結構突っ込まれて中々上げられません。。汗
やっとこさで自分が２本ほど釣ることが出来ましたが、船長は余裕の２桁釣果・・・。フィーバータイムは、１０分程度だったでしょうか？
あの群れは、思いっきりパヤオから引っ張って離しちゃったから、次ぎに流してももういないよと船長。
セージXi２ #１６ メバチ５キロクラスの突っ込みの瞬間加重・・
「今日は、大きいのが居るし、魚も送らないといけないから、早めに上がるよ。次が最後ね。」と船長の声が掛かります。
２日目の沖上がりは、早めの１５時半ごろでした。
帰路も船長の横に座り、また色々と話をしながら帰れたので、今回は釣果以上に得るものも多かったように思います。
乗船記念の置きフライ？を今年も・・（笑）
兼城港には、１７時ごろに帰港しました。早速、生簀を開けお土産の段取りを始めます。今回は見習いさんが、魚を捌いてくれたのでとても助かりました。
送り先を考えていると、なんと船長が釣った大物２尾を持って帰れと言われてビックリです。一瞬、つい調子に乗ってもらって良いんですか？って喜びましたが、冷静に考えると３５キロと１０キロのキハダをどうやって処分するの？？ってことで、３５キロ、１本のみ頂くことにしました。後は、小物のカツオとメバチを数本ずつ追加して、クール便業者に依頼しました。
ちなみに残った獲物は、入れ替わり立ち替わりに船長のご近所、知人さんなどがやってきて、あっという間に綺麗に配給されていきました。
船長が釣ったキハダマグロ３５キロと１０キロ。フライロッドだと左側ぐらいで丁度良いか？笑
２日間の釣果の一部。カツオ６割、マグロ４割って感じでしょうか。
例の大きなお土産・・（笑）
クール便の発送準備の間に船長がメバチを１本捌いて、お造りを出してくれました。釣りを終えてビールと一緒に食べるマグロは、また格別でした。。笑
船長への清算を済ませ２日間のお礼を言い、また見習いさんに送ってもらい港を後にします。
メバチマグロの浜造り？ こちらでは甘口醤油に酢を合わせたタレで新鮮な美味さでした。
こちらは腹身、いわゆるトロの部位ですが、このサイズでは皮ごと小口に切って食べると、こりこりとして美味かったです。
宿に帰るとルーチンの用具の潮抜きと入浴をささっと済ませて晩飯です。
今夜、日曜夜の宿の食事はお休みということでした。予定では気分良く居酒屋でも入って祝杯の筈だったのですが（笑）、そこまでの気分も元気も無かったので、近所のスーパーでおつまみ、惣菜とビールを買ってきて部屋で一人で余韻に浸りながらチビチビと晩酌です。
あとは、大きなお土産で家の者がビックリするのが、最後の楽しみでしょうか？笑
以上で２日間の久米島での釣りは終わりです。
・・えっ、物足りない？ こんなもんかって？？
もちょっと濃い話が良いですか？？・・汗
ではこちらを・・ ’08久米島遠征・番外編
（リンク切ってます。スマソ）
プロローグ・出発日 出船１日目 出船2日目 帰路へ ’08私的覚書